横浜音祭り

横浜音祭り2019 〜林英哲・太鼓の世界「レオナール われに羽(はね)賜(た)べ」〜(※2019年開催イベントです。)

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当イベントは終了しました。

この公演について-About-

「太鼓で芸術家へのオマージュを舞台作品化する」〜林 英哲

 かつての日本の伝統にはなかったテクニックと体力を要する大太鼓のソロ奏法の創造、多種多様な太鼓群を用いた独自奏法の創作など、まったく新しい様式を伴った音楽的な試みを次々と行い、伝統の太鼓に現代的な生命を吹き込んだステージは、98年以後、毎回ゲストプレーヤーならびに「英哲風雲の会」の若手太鼓打ちを率いてのアンサンブルによる構成で、全国コンサートツアーや海外公演などで実施してきた。
 毎回のステージ内容は、林英哲自身がインスパイアーされた人物の作品や生き方をテーマに、作品創作やステージ構成の手掛かりとしている。現在まで8作品が創作され、国内外で上演し、これらの「楽劇的太鼓組曲」は世界中の聴衆を魅了した。
今回の「レオナール われに羽賜べ」は第一次世界大戦前よりフランス・パリで活動、オリジナルな画風で西洋画壇の絶賛を浴びたエコール・ド・パリの代表的な画家、藤田嗣治(レオナール・フジタ)をテーマに2004年に初演され、2018年改訂された作品。
2018年はレオナール・フジタ没後50年の節目の年として、祖国日本や第2の故郷フランスにおいても大々的な回顧展が開催され、機運が高まる中、太鼓奏者だけによる舞台作品として再構成された。
今回、フランス公演で高い評価を得た太鼓組曲「レオナール われに羽賜べ」の凱旋公演を「横浜音祭り2019」で開催できることは、今回のメインテーマにふさわしい、非常に共感を呼ぶ舞台になるでしょう

林 英哲

はやし えいてつ

(太鼓奏者、作曲・演出家、英哲風雲の会主宰・芸術監督)

11年間のグループ活動後、1982年太鼓独奏者として活動を開始。
1984年初の和太鼓ソリストとしてカーネギー・ホールにデビュー、
国際的に高い評価を得た。2000年ドイツ・ワルトビューネでベルリン・フィルと共演、2万人を超える聴衆を圧倒させた。ジャンルを超えた世界のアーティストやオーケストラと共演しながら、日本から世界に向けて発信する新しい「太鼓音楽」の創造に取り組み魅力を提示し続け、国内外でますます活躍のフィールドを広げている。著書に増補新装版「あしたの太鼓打ちへ」(羽鳥書店)、「林英哲 太鼓日月」(講談社)等。1997年芸術選奨文部大臣賞、2001年日本伝統文化振興賞、2017年松尾芸能賞大賞を受賞。長年東京藝術大学客員教授、筑波大学大学院非常勤講師を務めた。

英哲風雲の会

えいてつふううんのかい

日本各地でそれぞれ活躍している若手太鼓打ちの中から、林英哲の音楽に共鳴する実力者が揃う、流動的に十数名で構成されていて、ソロ活動する林英哲がアンサンブルを行うときに参集するユニットとしても活動の場を広げてきた、いずれも次世代を担う俊英たちである。
今回参加するのは上田秀一郎、はせみきた、田代誠、辻祐の4名。

プログラム-Program-

第1部
「プロローグ“五つの光景”」(太鼓ソロ/作調:林英哲)
「三つ舞」(作曲:林英哲)
「天請来雨」(作曲:はせみきた)
「天真北斗」(作曲:林英哲)
第2部
組曲「レオナール われに羽賜べ」(作曲・演出・振付:林英哲)

日時・会場-Schedule/Place-

14:00 開演

(13:30 開場)

関内ホール 大ホール

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